会報 令和7年1月号 第110号
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zakzak
2022年7月10日
みにくい心、心苦しいから転じた言葉「悪」
今回は「悪」についてお話しします。「悪」はわるい、にくむ、みにくい、などの意味があり、篆書体では「
」と書きます。「
亜
(
あ
)
(
)」と「心 (
)」が組み合わさってできており、「亜」は
説文解字
(
せつもんかいじ
)
(最古の
字書
(
じしょ
)
)では「背中がまるくとび出ている小さな人」とあります。その「亜」に「心」をつけて、みにくい心、心苦しいとなり、そこから転じて、わるい、にくい、となりました。
最近SNSでしきりに人の悪口を言っているのを見かけます。
孔子
(
こうし
)
は自分がされて不快に思うことは人にしてはいけないと説き、
論語
(
ろんご
)
でそれは「
恕
(
じょ
)
」、おもいやりだと言っています。
(産経国際書会理事長代行 髙橋照弘)
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