胎児がお腹にいる様子「包」

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 反対意見を受け入れたり、人の過ちを許したりできる人を「包容力がある」といいます。今回は「包」を考えます。
 「(ほう)」の部首は「つつみがまえ」です。20240222_kanji03.png篆書(てんしょ)(古書体)は、横から見た人の身体を曲げている形(20240222_kanji04.png)です。20240222_kanji05.pngは元の字が()20240222_kanji06.png)で、まだ形ができ上がっていない胎児(たいじ)を表しています。
 すなわち「包」は、人の腹の中に胎児がいる形で、それが物を包む意味になりました。
 およそ10カ月間、お腹の中で温かく包み込まれて成長する赤ちゃんの姿を思うとき、「包む」という言葉が重いものに感じられてきませんか。
 また、「身・(よう)」も「包」と同じく、懐妊の象形字とされます。皆さんも調べてみて下さい。

(産経国際書会常務理事 眞田朱燕)

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