どろどろになった瓢簞の中身...「油」

20181203_kanji_1.png  料理(りょうり)には(あぶら)()かせないよね。(なべ)やフライパンを()にかけて、ボトルの(ほそ)(くち)から、ほら、チューッと油を(そそ)ぐんだ。
 (うえ)の「油」の甲骨文字(こうこつもじ)をみてみよう。「(ゆう)」は、瓢簞(ひょうたん)(かたち)からできた字で、(もと)の形は、「(ゆう)」。瓢簞の()(じゅく)して()けてなくなって、(なか)(から)っぽになった状態(じょうたい)なんだ。「瓢簞」の(そと)(から)(かた)くて、中身(なかみ)()ててきれいにして水筒(すいとう)などに使(つか)っていた。
 「油」は溶けてどろどろになった中の液体(えきたい)()し、そこから「あぶら、あぶら状のもの」の意味(いみ)になったんだよ。大豆(だいず)菜種(なたね)胡麻(ごま)など植物(しょくぶつ)からとった「あぶら」だね。
 (いま)ではいろんな「あぶら」を(あらわ)し、原油(げんゆ)価格(かかく)高騰(こうとう)で、(わたし)たちの生活(せいかつ)にも影響(えいきょう)()ることもあるんだ。だから、()ったり、時間(じかん)無駄遣(むだづか)いは油断(ゆだん)大敵(たいてき)だよ!
(産経国際書会副理事長、勝田晃拓)

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