まっすぐ正しい行い...「徳」

20190315_kanji1.png  知育(ちいく)(たい)育とともに(きょう)育の重要(じゅうよう)項目(こうもく)()げられる「(とく)育」。「(どう)徳」の授業(じゅぎょう)もありますね。きょうはこの「徳」について()()げます。
 (ひだり)篆文(てんぶん)()ると、(へん)がなく、「(ちょく)」と「(こころ)」(20190315_kanji3.png)が()わさってできているのがわかります。「徳」の本字(ほんじ)は、(じつ)はこの「(とく)」でした。「直(せん)」の「直」と「心」で、すなおでまっすぐな心を(あらわ)したのです。(のち)に「彳」(ぎょうにんべん)を(くわ)えて、「まっすぐ(ただ)しい(おこな)い」を表すようになりました。「徳」とは、「立派(りっぱ)行為(こうい)」「()い行い」で、その結果(けっか)()につけた品格(ひんかく)や、(ぜん)正義(せいぎ)(したが)人格的能力(じんかくてきのうりょく)()すようになりました。
 「論語(ろんご)」の有名(ゆうめい)言葉(ことば)に「徳は()ならず(かなら)(りん)あり」があります。徳のある(ひと)は孤(りつ)しない、理解(りかい)して(たす)けてくれる人が(あらわ)れる、という意味(いみ)です。そんな友人(ゆうじん)()てるよう、「徳を()み」(努力(どりょく)すること)ましょうね。
(産経国際書会常務理事、山本晴城)

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