『極』の成り立ちは恐ろしい??

20221002_kanji01.png  物事を(きわ)めるには長い年月と試行(しこう)錯誤(さくご)が必要です。私も生涯かけて書道を極めるために、日々学習しておりますが、今回はこの『(きょく)』の成り立ちの一説をみていきます。
 漢字を分解すると、『木+(きょく)』になります。『木』は建物の端から端までを表しております。『亟』はさらに分解できて、『二(上下)+人(人間)+口(器)+又(動作)』となります。『二』は上下の狭い空間を表し、その狭い場所に『人』を押し込めて、のろいの祝詞(のりと)を入れた『口≒器』を置き、後ろから『又≒手』でその人を閉じ込めて問い詰める方法、刑罰を指しているとされております。
 そのような状況から、『人が体の端から端まで緊張している状態』を表し、そこから転じて、『きわめる、きわまる、きわみ』の意味となりました。このように成り立ちを理解すると『物事を極める』とは軽々しくは言えない気がしてきますね。
(産経国際書会専管理事 鈴木暁昇)

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