2019年7月 7日

「固い意志」は持続できますか...「固」

20190627_kanji_01.png  「継続(けいぞく)(ちから)なり」と、()うのは簡単(かんたん)ですが、継続するには「(かた)意志(いし)」が必要(ひつよう)ですね。今回(こんかい)はこの「()」という文字(もじ)()ていきましょう。
 (ひだり)金文(きんぶん)を見てください。「固」を分解(ぶんかい)すると「()」+「()」になります。「古」という漢字(かんじ)()()ちには複数説(ふくすうせつ)がありますが、代表的(だいひょうてき)なものとして「『干』というたてと『20190627_kanji_03.png(サイ)』という祈器(きき)(もち)いて祝詞(のりと)(まも)様子(ようす)(あらわ)す」とされます。一方(いっぽう)、「□」(くにがまえ・(かこ)う)には、「まわりを固める」という意味(いみ)があり、両者(りょうしゃ)()わせて「一層(いっそう)厳重(げんじゅう)に守る」という「堅固(けんご)」の意味になりました。堅固なため(ひさ)しく持続することから、「固有(こゆう)」「固定(こてい)」の意味ができ、固持(こじ)することが()()ぎると、「頑固(がんこ)」と言われます。
 こうしてひも()いていくと、「固い意志」も持続できそうな気になりませんか。
(産経国際書会評議員、鈴木暁昇)

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