2019年6月16日

旧字体を見るとよくわかる...「浅」

20190613_kanji01.png  物事(ものごと)(ひろ)(あさ)()ることはとても大切(たいせつ)です。そこから(とく)興味(きょうみ)のあるものを見つけ、深掘(ふかぼ)りし、専門(せんもん)を見つけていくきっかけにもなるのです。今回(こんかい)は「浅」について「深掘り」していきましょう。
 「浅」は旧字体(きゅうじたい)では「淺」と()き、(ひだり)金文(きんぶん)のように、漢字(かんじ)(つくり)部分(ぶぶん)は、「(ほこ)」を2つ(かさ)ねたものになります。「戈」は『ほこ、小さいもの、(すく)ないもの』を(あらわ)し、それが2つ重なり「(せん)」となると、「(うす)いものを重ねる、(けず)って(ちい)さくする。少なくする」などの意味(いみ)(ふく)みます。そこに(みず)を表す「20190613_kanji03.png(さんずい))」が()くことで「水が少ない」から「浅い」という意味になったとされています。このように、旧字体を分解(ぶんかい)していくと、漢字の意味がよくわかりますね。
(産経国際書会評議員、鈴木暁昇)

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