2024年2月 4日
「夢」の成り立ちに諸説?
皆様には「夢」がございますか?今回は成り立ちに幾つかの説がある「夢」についてみていきます。
まず一説のご紹介。夢を分解すると「寬」+「夕」となります。「寬」は「眉を太く大きく描いた神に仕える女性が座っている様子」、「夕」は「夜」を表しています。その女性が夜の睡眠中に現れるとされていました。そこから転じて「ゆめ、ゆめみる」の意味となったようです。
もう一説もご紹介。「夕暮れ(夕の部分)に草むら(草冠の部分)からものを見ている(罒の部分)様子」を表したものです。夕暮れ時に草むらからものを見てもぼんやりしますね。そうした「ぼんやりとしてはっきりしない様」を夢と言うようになったとされています。今年は夢に向かって頑張りたいものですね。
(産経国際書会専管理事 鈴木曉昇)
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