2022年10月 9日

『規』はもともと円を描く道具だった?

20221007_kanji01.png  皆さんは学校や会社の『規則(きそく)』を窮屈(きゅうくつ)に感じたことがありますか?私はどうも規則が苦手です(とはいえ、規則は守って生きています。笑)。今回は規則の『()』についてみていきましょう。
 漢字を分解すると『夫+見』になります。ここの『夫』は、夫婦の意味ではなく、円を描く道具、コンパスの『ぶんまわし』を表しております。一方で『見』は、目立つものを人が見る様子を表し、そこから『目を使って見る。外に見えてくる。現れる』の意味が含まれるようになりました。
 よって『規』は『ぶんまわし』を使用して『まん丸の奇麗(きれい)な円が現れる』ということから、『規則』のような意味や、『はかる、お手本』のような意味が生まれました。直線を書く道具は『定規(じょうぎ)』ですが、『規』はもともと円を描く道具であったというところが、何とも面白いですね。
(産経国際書会専管理事 鈴木暁昇)

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