2021年9月12日

均整がとれ、美しい「佳」

20210910_kanji_01.png  今回は美しい漢字「佳」についてお話しをします。書道コンクールで見かけた「佳作(かさく)」の「佳」。読み方は分かるけど、実際にはどういった意味で使われているのかな?
 「佳」は美しい・優れているなどの意味を持つ漢字です。この意味の由来は諸説ありますが、「圭」は縦横の線を規則的に重ねた字であることから、「整っている様子」を表し、これに「人」を組み合わせて、「整っている人・美しい人」を意味するようになったとされています。
 「佳」の文字成り立ちは、「亻」と「圭」との会意による、会意(けん)形声文字です。「横から見た人の象形(しょうけい)」と「縦横を重ねて均整(きんせい)が取れている」意味から、「身心ともに均整がとれていて美しい人」を意味します。
 読みは、音読みでは「カ・カイ」。訓読みでは「よ(い)」です。部首は「亻」(にんべん)となります。語例としては、佳境、佳作、佳日、佳人―などです。姿かたちだけでなく、中身も佳人であってほしいものであります。
(産経国際書会常務理事 山本晴城)

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