2020年5月24日

5つの手でささげ持ち上げる「拳」

20200523_kanji_01.png  御手(おて)手つないで〜野道(のみち)()けば〜♬...。
 今回(こんかい)から手がたくさんある()(あつか)うよ。()ってる(ひと)は手を()げて! そう、()ずは「(<20200523_kanji_06.pngrt>きょ)」。(もと)の字は「(きょ)」、金文(きんぶん)では「()」とたくさんの「手」の()()わせだね。与は2(ほん)象牙(ぞうげ)(かたち)20200523_kanji_03.png)で()み合った様子(ようす)(あらわ)しているね。上側(うえがわ)の(20200523_kanji_04.png)は(した)()(りょう)手。下(20200523_kanji_05.png)は上を向く両手で、この4本の手で(ささ)え、さらにその下の手(20200523_kanji_06.png)で全体(ぜんたい)(与)を(たか)()()げている。だから、「あげる、ささげる」の意味(いみ)になった。両手で協力(きょうりょく)して持ち上げるから(みな、ことごとく)とも使(つか)われるんだ。
 立派(りっぱ)行動(こうどう)は「(かい)挙」、(へん)()()いは「挙(どう)不審(ふしん)」、(もの)(ささ)げる儀式(ぎしき)行事(ぎょうじ)は「挙(こう)」。「挙句(あげく)()て」、「(せん)挙」は()っているよね。(ちな)みに「與(ヨ、与)」のつく字(擧、()輿())は「噛み合わせ、(ちから)を合わせる」に関係(かんけい)し、発音(はつおん)も「ヨ、キョ」。
 ところでお(ねえ)さんの挙(しき)はいつだっけ?
(産経国際書会副理事長、勝田晃拓)

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