2018年11月11日

妊娠してお腹の大きくなった女性...「身」

20181108_kanji_1.png  今年(ことし)台風(たいふう)地震(じしん)など天災(てんさい)(おお)い年です。天災が多いと、自分(じぶん)の「()」を(まも)(そな)えが必要(ひつよう)となってきますね。今回(こんかい)は、「身」についてみていきます。
 「身」は、もともと妊娠(にんしん)してお(なか)(おお)きくなった女性(じょせい)(あらわ)していたとされています。(うえ)金文(きんぶん)()ると、妊娠した女性を(よこ)から見た(かたち)なのがよくわかります。()(なか)(ふく)れた部分(ぶぶん)(てん)があり、女性のお腹に胎児(ていじ)がいることを表しています。
 そこから「みごもる」という意味(いみ)(ふく)み、のちに「身体(しんたい)」「自身(じしん)」などの意味に使(つか)われるようになったとされています。
 災害(さいがい)はいつ()こるかわかりません。防災(ぼうさい)グッズを(そろ)えたり、避難経路(ひなんけいろ)確認(かくにん)したりして、日常(にちじょう)から自分の「身」を守る準備(じゅんび)をしておきましょう。
(産経国際書会評議員、鈴木暁昇)

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