神さまへのおふだに書かれた神聖な言葉 「書」

kanji_20170316_1.png  地球(ちきゅう)人類(じんるい)生存(せいぞん)するようになり、やがて集落(しゅうらく)をつくって()まうようになると、(なに)かを(つた)えるための手段(しゅだん)として、文字(もじ)(つく)られました。そして人間(にんげん)は、その文字を()くようになりました。
 そこで今回(こんかい)は、「(しょ)」について(かんが)えます。
 「書」は、(ふで)()()つかたちの「(いつ)kanji_20170316_3.png)」と、「(もの)」からなっています。「者」は、(かみ)さまに(ねが)(ごと)を書いたおふだ(祝詞(のりと))を()れた(うつわ)kanji_20170316_4.png)を、(つち)(なか)に入れ、(うえ)()(えだ)(かさ)ねて土をかぶせたかたちです。
 集落のまわりを(かこ)土垣(つちがき)の中に祝詞をおさめると、土神(つちがみ)さまの(ちから)で集落の人々を悪霊(あくりょう)から(まも)る、とされていました。そのおふだに書かれた神聖(しんせい)な祝詞の(ぶん)を「書」と()いました。
 のちに、書は書くこと、文字や手紙(てがみ)(ほん)書道(しょどう)などの意味(いみ)(あらわ)すようになったのです。

(書:産経国際書会常務理事 眞田朱燕)
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