2020年5月10日

カメの甲羅に穴を開けて...「冊」

20200507_kanji_01.png  (さく)という文字(もじ)()()げます。()ヘンをつけた「(さく)」のもともとの文字です。数本(すうほん)不揃(ふぞろ)いの(ぼう)がまっすぐに()っています。これは亀甲(きっこう)(よこ)から()(かたち)です。楕円(だえん)は亀甲に(あな)をあけて(ひも)(とお)(たば)ねたことを(しめ)しています。
 古代中国(こだいちゅうごく)では政治(せいじ)(おこな)うのに亀甲で吉凶(きっきょう)(うらな)い、文字を(こく)していました。
 (のち)(たけ)や木を(はば)1センチ、(なが)さ30センチほどに加工(かこう)し、文書(ぶんしょ)、書(もつ)手紙(てがみ)として(もち)いられ、これも(さく)()んでいました。それが(てん)じて、(ほん)を1(さつ)、2冊と(かぞ)える助数詞(じょすうし)となりました。
(産経国際書会副理事長、高橋照弘)

20200507_kanji_02.png